あるきっかけから「一日主夫」イメージ

執筆者: 中嶋 裕

あるきっかけから「一日主夫」

新しい挑戦してみました

最近、休日にはじめて「一日主夫」に挑戦しました。
情けないことに、これまで私は、ほとんど家事をやったことがありません。
記憶にあるのは、妻がかぜをひいたときに、食器洗いをした程度です。

 

朝から食事の用意に洗濯、そうじ・・・と慣れない仕事ばかり。
食器や掃除用具がどこにあるのか、よくわかっていないので、
余計に時間がかかります。
妻いわく
「今日は子供のお弁当づくりがないから、まだ楽。私はパートもあるし、
限られた時間で色々やってるんだよ~」
そんなこんなで、あっという間に昼でした。

 

昼食がかたづいてから、午後はちょっとくつろいで、夕方、買い物へ。
「意外と野菜は高い・・・」などとつぶやきつつ、メニューも考えつつ。
その後、晩御飯作りは中学生の息子に手伝ってもらい、何とか一日を終えました。

 

そこへ妻がさらっとひとこと「一日ありがとう」と。
このひとことが、私にとって、ちょっとしたご褒美になりました。

 

かつて、とある女性経営者が「主婦業の経験が会社運営にも活かせている」
と言っていました。
マネジメントは「やりくり」とも訳せますが、まさに家事や家計を
「やりくり」することは、経営にも通ずるものがあるのですね。
今回の経験から、その一部分が垣間見えたような気がしました。

 

実は、今回ここに書いたことは、自発的におこなったわけではありません。
「最近はじめて挑戦しました」という趣旨で記事を書いて欲しいという、
担当者からの依頼があったのです。
自分なりに、あるテーマを追いかけて、それなりに挑戦はしているつもりですが、
「はじめて」となると、すぐには思い浮かびませんでした。
そこで、以前から、いずれは、と思いつつ、なかなか実施に至らなかった
「一日主夫」に挑戦してみようと思ったわけです。

 

新しいことに挑戦するときには、何らかの「きっかけ」があるものです。
例えば、家にこもりがちな人が、友人に誘われてアウトドアを始めたとか。
海外赴任が決まって、仕事で忙しい中、英会話スクールに通い始めたとか。

 

講師の立場としては、
研修に参加者した皆さんが、「何か新しいことに挑戦しよう」という気持ちに
なれるような、そんな「きっかけ」づくりができれば、と思っています。
さらには、皆さんが新しい挑戦に魅力を感じ、自ら「きっかけ」を探すような
習慣を身につけていただいたら、素敵なことだと思います。

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